“破天荒フェニックス オンデーズ再生物語”の感想

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

2008年2月。小さなデザイン会社を経営している田中は、ひとつの賭けに打って出る。
それは、売上20億円に対し、負債14億円を抱えた瀕死状態のメガネチェーン店「オンデーズ」の買収。
新社長として会社を生まれ変わらせ、世界進出を目指すという壮大な野望に燃えていたが、社長就任から
わずか3か月で、銀行から「死刑宣告」を突き付けられる。しかしこれは、この先降りかかる試練の序章に過ぎなかった――。

度重なる倒産の危機、決死の資金繰り。無謀に次ぐ無謀。裏切りに次ぐ裏切り。
何度も死にかける怒涛の展開にページをめくる手が止まらない!

今や年商180億円、12か国300店舗を展開するメガネチェーン・OWNDAYSの
死闘の日々を田中修治社長が自ら描く、ノンストップ実話ストーリー。

Impressions and evaluation

倒産寸前のメガネチェーン「オンデーズ」が奇跡的に復活を遂げるまでの壮絶な経営ドラマを描いた作品です。経営者の視点から見る企業再生のリアルな現場が、まるで小説のような展開で綴られており、終始興奮が冷めない内容でした。

まず、最も印象的だったのは、オンデーズが直面していた絶望的な状況です。年間売上がわずか20億円でありながら、銀行からの短期借入金が14億円という異常な財政状態に追い込まれていたことが描かれています.経営が暗礁に乗り上げている企業の帳簿がいかに信用できず、なぜ倒産しなかったのか非常に謎である.

田中氏の具体的な経営改革のプロセスを丁寧に描いている点でも評価できます。彼が初めに行ったのは、ブログを使って社員に対して改革の内容を明確に伝えることでした。具体的な施策を通じて問題を解決していく姿は、単なる理論ではなく、実践に基づく経営戦略の重要性を教えてくれます。

また、オンデーズの店舗運営における問題点とその解決策についても詳述されています。店頭ディスプレイの統一性の欠如や、商品の仕入れにおける受動的な態度などが問題視され、これらを改革することで劇的な業績改善が達成された経緯が描かれています。特に、視力測定や加工技術の社内資格制度を設けたことは、オンデーズが技術とサービスの質を向上させるための画期的なステップであったと言える。

本書を通じて、田中氏の経営哲学とリーダーシップについて深く学ぶことができます。彼の「目立ったもん勝ち」というスローガンや、企業買収を通じた大胆な経営戦略は、時にはリスクを伴うものの、大きな成果を生み出す可能性を秘めていることを示しています。また、企業買収が単に表面上の成功だけではなく、複雑な人間関係や感情の絡み合いを含むものであることを知ることができ、経営の裏側にある真実を深く理解する助けとなりました。

最後に、オンデーズが行った社会貢献活動も非常に感動的でした。被災地でのメガネの無料配布や、発展途上国での「OWNDAYS Eye Camp」というプロジェクトは、単なる企業活動を超えた、人々の生活を改善するための取り組みとして素晴らしいものです。このような活動を通じて、オンデーズが単なるメガネチェーンではなく、社会に貢献するブランドへと進化したことを感じさせられました。

いきなりの債務を背負う勇気はすごいの一言.この点については、『ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。』湯澤剛にも似ている点を感じた.

Impressive reviews from other watchers

Positive

いやあ。めちゃくちゃ面白くて勉強になる一冊でした。
メガネのオンデーズの復活ストーリを通じて、経営視点での問題解決を学べる。

20億の売上で14億の債務状態を抱えるオンデーズをいかに立て直すのか?キャッシュフローがギリギリの中での究極の意思決定の連続。

例えば、絶好調の大手3プライスメーカが業界騒然の追加レンズ無料を打ち出す中で、体力が劣るオンデーズも追随するべきなのか?

例えば、国内での業績が好調に変換したが、まだ債務超過が続く中で、まだ競合が未開拓の海外に先手を打つべきか。

社長として、どういった目線で経営を行うのか。何をするにも、どんな目線で考えるべきなのかも勉強になる。

こんな勉強になる本を自分だけ読んでいてはつまらない。
例えば、この本のように、面白い本をテーマに、週1回くらい輪読会をZOOMとかオンラインでやったら面白いかなーとも思いました。
もしご興味ある方いらっしゃたらご連絡ください。

https://booklog.jp/users/koheitakamatsu/archives/1/4344033507

Negative

読んでいて久しぶりに100ページくらいで断念した本。
主人公の無鉄砲さ、楽天家な面、そのくせハッピーエンドになるんだろうという非現実的なストーリー構成に虫唾が走って、読むのをやめた。
さぞかし低評価なのだろうとブクログレビューをチラっと見ましたが、ビックリ。かなり評価が高いではありませんか!!笑

もうちょっと我慢して読むべきだったかも(笑)
まぁ、もう二度と買いませんが。

https://booklog.jp/users/kinosita0516/archives/1/4344033507
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