最近今更ではありますが、気づいたことの共有です。
IT業界で働いていることから、生活の多くをデジタルに頼っていました。
スマホアプリやカレンダーは便利でしたが、手書きのメモ帳やノートを使わなくなり、物事を深く考える時間が減ったと感じることがありました。例えば、手書きのアイデアを紙に書き出す作業をやめた結果、考えが浅くなりがちだったことがあります。
逆に、アナログだけに頼っていたときは、タスク管理が非効率で漏れが多かったことを覚えています。どちらかに偏ることで、結果的に物事が進まなくなったのです。
ただし、それらは思い返すことが少ないことに気づきました。また、どのように書いたか、どこに書いたかを思い出せないことが多いように感じています。
ここから、
・デジタルが便利すぎる現代において、アナログの価値を見失っていないだろうか?
また、
・デジタルツールに頼ることで逆に人間としての素養を鍛える機会を逃していることはないだろうか?
そう考えるようになりました。
ここから学んだこととして、すべてにおいて、まずはアナログで対処できないか?自分を鍛えることができないか?という視点でたったほうが良いと感じています。
賢い人は、アナログとデジタルのどちらも扱いがうまいのでしょう。でもそれは、幼き頃にアナログで自然と鍛えていたからかもしれません。幼少期から本を読んでいたかもしれませんし、幼稚園・小学中学生受験を経験しているかもしれません。(最近はデジタルでの試験があるのかもしれないですが、その可能性は弾いております)
また、本を読む際は、紙の本を読む。これは、紙という物質的なものを持つことが良いか、はたまた身銭を切るという行為が良いのかはわからないものの、思い出として紙で読んだほうが残っていることが多いです。
お金についても、紙幣や硬貨による支払いのほうが使っている感覚が顕著に現れているようにも感じます。電子決済は、どこか現実味を持っていないように感じ、いくらでも使える錯覚に陥る可能性はあります。
ここからは以下結論を得ています。
1. アナログとデジタルの効用を理解し、それぞれのメリットとデメリットを意識的に活用するべき。
2. 人間の素養や基礎的な力を鍛えたいならアナログの手法を。課題解決や効率改善を目指すならデジタルの力を頼るのが効果的。
前述したカレンダーについては、時刻という絶対時間で行動が管理でき、さらにはリマインド機能がメリットと言えます。ただ、すべての行動や作業については準備が必要であったり、事前調整も欠かせません。それは紙の手帳に書き込むと整理しやすいかもしれません。
お金についても、まずは紙幣と硬貨で支払いや金銭感覚を養いたいです。それから、電子決済に移行するのがよいでしょう。電子決済のメリットは、支払い戻し時に対応が楽になること、予実績管理が実態ベースで正確に管理できること、という点がメリットとなります。
1. タスクに応じて手法を選ぶ
- 素養を磨きたい場合(例: 創造力、文章力の向上)は、紙とペンで考えをアウトプットする習慣を持つ。
- 効率を追求したい場合(例: スケジュール管理、リマインダー)は、アプリやデジタルツールを活用する。
2. ルーティンを構築する
- 毎日の計画はデジタルで管理しつつ、日報や日記はアナログで記録する。これにより、両者の特性を活かしたバランスを保つ。
3. 定期的に振り返る
- 自分の行動がデジタルに偏りすぎていないか、アナログの重要性を軽視していないかを、1週間ごとに振り返る。
現在は、アナログとデジタルの使い分けを意識することで、以前よりも効率的かつ深い作業ができるようになりました。例えば、アイデア出しは紙のノートを使い、タスク管理はデジタルツールで行うことで、バランスを取る習慣が身につきました。この結果、創造的な思考と効率的な行動が両立できるようになっています。
この話に参考になる論文や記事は以下です。
1. 紙の手帳の脳科学的効用について
紙の手帳やノートを使用することで、記憶の定着や創造性の発揮に有利であることが示されています。
2. 情報記録手法と記憶定着・理解度の関係についての実験報告
手書きの記録手法が記憶の定着に与える影響を検討した研究があります。
3. タスク管理とは:時間管理の達人になるタスク管理ガイド
デジタルツールを活用したタスク管理の心理的効果について解説しています。